■イタリア一人旅■ 2003年 8月10日〜18日

第七日目 8/16

3日滞在したソレントを発ってローマに帰る日です。ポンペイで買ったおいた、ナポリ発のESの券は13:30発。11時ごろまでにはソレントを出るつもり。夕べゆっくりしたおかげで6時半には目が覚めました。各地で買った絵葉書をイタリアにいる間に出さなくては・・、今日はちょっと絵葉書書きもしましょう。

■さよならソレント

このホテルの朝食で一番美味しかったのは、このトマト!
やはりオリーブオイルと塩とハーブを好みでふりかけるようになっていて、おいしい。毎朝たくさんいただきました。日本のと違って長細い形をしています。

チェックアウトまでは、テラスに出て最後の景色を楽しみつつ、絵葉書を書きました。

ナポリではご飯を食べる時間もあったのですが、レストランを見つけられず、待合室でぶどうとクラッカーをもぐもぐ。ぜんぜん店が開いていない〜。ソレントとナポリでは見かける人が全然違います。やはりナポリはちょっと緊張する・・・。


 ■アクシデント!

13:30発のミラノ行きESは時間通り出発。ローマまでは2時間弱ですから三時すぎにはつくでしょう。と思っていたら、後30分でローマに着くかな?と言う頃に急に列車が止まってしまい、1時間以上動かなくなってしまいました。ありゃりゃ。

車内放送はイタリア語のみなので全くわからず。周りの乗客を見ると皆おとなしくしているので、大事じゃないと思い、おとなしく待ってました。写真は退屈を紛らすため行った、バールで買った水(当然ガス入り)とカプチーノ。

15:41。ようやく動き出したのでほっとしていると、両側の車窓から不穏なものが視界に飛びこんでくる。山火事・・いや正確には山火事の跡だ・・・・。まだ黒焦げになったところから煙がぷすぷす〜と昇ってる。今やっと鎮火し終わりましたと言う感じ。これで停車の理由がわかりました。線路を含む一帯が火事だったのですね。今年のヨーロッパは猛暑で山火事が多いと聞いていましたが、自分が遭遇するとは思っていませんでした。


■ホテル:4YOU(B&B) とまれなかった・・・

イタリア最後の夜はvenereで見つけた「4you」というB&Bに予約していました。
テルミニ駅の近くで60ユーロ。各部屋にインターネットのできるPCがあるというのが魅力。
行ってみると全く看板が出ておらず、さがすのに一苦労しました。(建物の壁に2×6cmほどの小さい表札が出ているきりでした。)

4時半、何とか住所を頼りに、たどりつき、ピンポン鳴らしてインターホンに向かって「YOKOです」というと「2階へどうぞ」と玄関ががちゃと開きました。やっぱりホテルとは全然違うのね、と思いながら、殺風景な階段を上がり「4YOU」の表札の出たドアをあけると、男性がにこやかに自己紹介しながら迎えてくれました。

チェックイン時に自己紹介されたのは初めてだ〜と思いながら、握手していると、その人が「三ツ星ホテルがどうたらこうたら、車で送るがどうたらこうたら」と妙な事を言ってます。

?何?何?予約したよね私。何の話?と飲みこめずにいると

「英語大丈夫?」と聞かれるので、むっとして「もちろん!」
言葉がわからないんじゃなくて状況がつかめないのよ!と言う態度で、も一回聞きなおします。(ホントは英語もよくわからないのだけど、こんなとこではハッタリかまさないと)

「部屋がないんですか??」

「YES,今日は満室なので、近くの三ツ星ホテルを用意したのでそちらに移って下さい。車で送りますから。三時に待っていたんですよ。でもあなた来ないから・・・」

「それはごめんよぉ。でも、列車が遅れて、山火事だったんですよ〜電車の中に閉じ込められてたから電話もできなかったし。でもホテルでもいいですよ。60ユーロなんでしょうね。」

そんなわけで、B&Bからホテルに移ることになりました。場所はテルミニ駅前だけど静かそうなところ。まあ妥当なところか。送ってもらう途中は、いろいろ話せて楽しかった。次はこの人のところに泊まるのも悪くないだろうなと思う。

それにしてもB&Bとホテルって違うのですね。1時間半遅れても部屋がなくなっているなんて。今回は不可抗力だったけど、次回はちゃんと連絡するようにしよう。

http://www.hotel4you.it/home.html

■ホテル:パヴィア  

そんなわけで急遽泊まる事になったホテル。テルミニ駅前のディオクレティアヌス帝の浴場跡のとなり。
遺跡の隣に引っ込んだ建物なので、夜がとても静かだったのはよかった。
でも私の部屋にはエアコンがなかった。窓を開けると涼しいのだけど。開けて寝るわけにもいかないし。

冷蔵庫/金庫/TVあり。エアコン/バスタブなし。60ユーロ。

インターネットが無料でできた。でも日本語は見えなかった・・・。
朝食は焼いたパンが一人一人に配られて、コーヒーもここのが一番美味しかった。
フロントの人が気弱な感じでなんか面白かった。いや親切だったんですけど。
建物は古くてあちこちがたがただったけど、バスルームはリノベートされててきれいでした。

 
大きめのベッド、ちょっとしたバルコニーも有り
窓の外は浴場の遺跡。上階なら見渡せたでしょうね。

http://www.hotelpavia.com/

このホテルはヴvenereでシングル1泊80ユーロになっているけど、メールをすると40%オフだそうです。

翌日チェックアウトするときに、旅行中読んでいた「沈黙」をフロントのお兄さんに「これ、よかったらライブラリに置いてください」と託しました。ホテルにはちょっとしたライブラリコーナーがあって、雑誌とか本が置いてあるのですが、そこに日本語の本があったら面白いかな〜なんて思ったので(というか、荷物減らしたかったのです)。でも捨てられたかもしれません。どなたかこのホテルに行く事あったら、聞いてみてください(笑)



ジェラートと泉。食べる前に撮ればよかったな。

■ローマ見物その一 トレビの泉

意外に縁起かつぎの私、トレビの泉には絶対行ってコインを投げてこようと決めていました。
前回も投げましたしね〜。それでこうやって再訪がかなったのかもしれませんしね。 
この変な写真とっているとき「おもしろい写真とってますね〜」と声をかけられました。きれいな英語を話す人だったので何人かと尋ねると、怪しいものではないといって身分証を出して来ました。ナンパの一種ですね。
今回の旅行では、こういうふうに声をかけられることがほとんどなく、ちょっと拍子抜けでした。誰かと話ししたいな〜と思ってたところだったので、少しつきあって話ししました。トレビの泉へのコインの投げ方や、正面の建物の像の解説などしてもらいました。ありがたや。


  ■ローマ見物その三 スペイン階段

8年前にローマに来たときは、工事中で入れなかった、スペイン階段。やっぱりここは来ておかなければ・・・という気持ち。アン王女は中学時代の私のアイドルでしたもの。

馬車がいました。花屋もありました。カップルと見るや女性の方にバラの花を差し出し、男性の方からお金を払ってもらおうとする、花売りさんもいました。映画みたいに「thank you」とにっこり微笑んで受け取ってみたいけど・・・・(笑)そんな勇気はなかったです。さすがに。(それ以前に、一人で座ってると声をかけられない)


  ■ポポロ広場でちょっと寂しい夕食

またまたオープンテラスのレストラン。この旅行中、こういうところでばかり食事しました。昼間はカフェも兼ねてるところで入りやすい。食事中も景色を眺められるので、一人でも退屈しないし。

ローマの散歩をするのに、お財布をホテルにおいて、現金少しとJCBカードをポケットにつっこんで出てきました。見ると20ユーロ弱しか現金はありません。これで夕食はちょっと心許ない・・・。

オーダー前にカメリエレに、JCBが使えるかきくと、カードリーダーを持ってきた。試してみるけど、ダメでした。「じゃあ、現金あんまりないからちょっとだけ頼みます」といって、パスタと水を頼んで夕食と相成ったのでした。会計してみたら12ユーロ(1600円くらい)でした。もちょっと頼んでもよかったな。

帰りに地下鉄乗ったんですが、自販機で切符買おうとしたら0.77ユーロなんて言う半端な金額なのに、コインでぴったりでないと買えなくて困りました。結局、親切なおじいさんに売ってもらい、事なきを得ましたが。


遅れる列車に宿の移動といろいろありましたが、ねぐらも決まってほっと落ち着きました。ローマは都会なので一人歩きも全く浮く事なく、自然な気持ちでいられます。大きなガス入りミネラルウォーターを買って、ホテルに戻ってインターネットに挑戦。XPでしたが、どうしても日本語フォントをDLできず、日本語のページは読めませんでした。でも私の掲示板にソレントのウェブカメラの画像が貼りつけてあったのには笑った〜。

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